診療時間 9:00~12:00 / 15:00~18:30
※土曜午前は13:00まで
※水曜午後は19:00まで
休診日木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
kidsroom
2012.04.19
お子さんの年齢や様子に合わせて、少しずつ慣れていただくようにしていきますから、心配ありません。
幼いお子さんの場合、お母さんと一緒にチェアーに座ってもらい、写真のように衛生士の膝の上にごろんと寝てもらいます。お子さんの手は、お母さんとつないでもらいます。こうするとお母さんのお顔も見えるし、安心ですね。まずは、このような体勢でお子さんのお口の中をチェックしていきます。
このようにしながら、定期的に来院してもらい、歯医者に慣れ、私たちとお友達になってもらいます。そして、お子さんの様子を見計らい「一人で座れるかな〜? 」と声をかけると、ある日突然、ニコニコと一人で座れるようになり、椅子を倒しても平気になります。
1歳前から、お兄ちゃんやお姉ちゃんと、歯医者に来ていると、様子がわかるのか、早く慣れるようです。下のお子さんは、2歳になる前から上手に一人で椅子に座ってできる場合もよくあります。
一人で座ってできるのに慣れてきたら、次は、治療に必要な器具や道具の練習をしていきます。掃除機くん(唾液や水を吸うバキューム)、ウルトラマン光線やプリキュア光線(光を当てて詰め物を硬化するのに使います)、風さん(歯を乾燥するのに使います)、電動ブラシ(歯の着色を取るのに使います)などに少しずつ慣れてもらいます。むし歯があっても無くても、練習しておくことで、今後、治療が必要になった場合や、お口のお掃除を丁寧にしていく場合に、スムーズに行うことができます。
残念ながら2歳ですでに虫歯で歯に穴があいている場合は、進行止めを塗ったり仮の白いセメントを虫歯の穴につめたりします。初めからむし歯を削って詰めたりはしません。どうしてむし歯になったのか原因を考え、今後新たなむし歯ができないようにどうしたらよいかを一緒に模索していきます。
3歳ごろになると、こちらの説明することがよく理解できるようになり、自分の気持ちも伝えられるようになるので、励ましながらむし歯の治療を行うようにしていきます。
また、3歳ごろになれば、自分で何でもしたいという気持ちが育ってくるので、歯をテスターで染出し、鏡を見ながら自分で赤いところを落としていくように指導していきます。
もちろん、まだまだ仕上げ磨きは必要な時期ですが、幼くても、自分の口の中に興味を持ち、自分の歯は自分で守ろうという気持ちを育てていくことが大切だと考えているからです。