こんにちは、歯科衛生士の大島千晶です。今回は２歳の子の歯医者デビューについてお伝えします。

お子さんは今まで歯医者でみたもらったことがありますか？まだ歯医者に行ったことがなければ、たとえ歯に穴が開いていなくても、ぜひ、一度歯医者にお連れになってください。明るい光の下で見なければ、見つからないむし歯もあります。また、むし歯があるかどうかだけでなく、むし歯になりそうになっている（初期う蝕Ｃｏ）かどうかもチェックします。その他、歯ぐきがはれていないか、舌小帯や上唇小帯の付着異常はないか、発音や飲み込みの時に、舌を正しく使えているかも診ていきます。

２歳の子どものお口の中は個人差もありますが、乳歯が１６本ほど生えています。この時期にむし歯になっている子どもは全体の２割程度です。

↑平成１７年度歯科疾患実態調査報告（抜粋）厚生労働省

すでにむし歯になっていたとしても、決して、遅い！だめだ！とあきらめないでくださいね。今よりむし歯を増やさない様に、歯みがきの方法、食生活の見直しやフッ素の使用などを一緒に考えていきたいと思います。また、少しずつむし歯の治療の練習をしてむし歯を治していきましょう。そうして、小学校入学前後から生えてくる永久歯を、むし歯にしない様に予防していきましょう。

今、むし歯の無いお子さんは、今後もむし歯が出来ないように、定期的にお口のなかをチェックしていきましょう。

２歳では歯医者が苦手なお子さんもいますが、歯医者に慣れるため、無理をせず少しずつ一緒に頑張っていきましょう！

⇒参考になさってください　『歯と子育て質問集 』