12月25日クリスマスは、川西歯科医院の副院長である家内の誕生日です。

毎年、街にイルミネーションが灯りだす時期は、私にとっては、家内の誕生日プレゼントを何にしようかと思い悩み始める季節となります。

そんな中、今年10月頃にテレビで、東京在住の３０代日本人女性が日本とケニアの交流のため活躍している様子が放映されていました。

彼女は、アメリカの大学に留学し、卒業後日本で製薬会社に就職ました。6年後、その製薬会社がWHOと提携し、アフリカに数億錠の薬を無償提供したそうです。これを多くのメディアが取り上げ、彼女は「アフリカの現状をこの目で見てみたい。」と心が熱くなり、ボランティア活動をすべく、ケニアに渡りました。

日頃から花に興味を持っていた彼女は、ケニアの農園で栽培されていたアフリカローズというバラに出会い、その大きさと丈夫さと美しさに魅了されました。彼女は、ボランティアの仕事を通じ、ケニアの方がたと絆を深めてゆく中で、「日本で、強い存在感と強い生命力を持つアフリカローズを広め提供し、日本人の心を豊かにしたい。」「ケニアにおいては雇用を増やし失業対策の手助けに繋げたい。」という思いが膨らんできたそうです。そして、信頼或る農園主と契約し、失業率が40パーセントを超える貧しいケニアの女性たちを雇用し、アフリカローズを日本向けに栽培し始めました。

ついに念願が叶い、今年の10月1日に東京の広尾でアフリカローズ1号店を開業したということです。私は、彼女の強い思いが日本とケニアの親密な架け橋に大いなる貢献をしていることに感動を覚えました。私も、少しでも彼女の活躍に協力したいと、家内の誕生日の1か月以上前でしたが、早々とアフリカローズをプレゼントに決め、100本を注文しました。

偶然ですが、今年のクリスマスには、息子たち、友人たち、スタッフの皆からも家内の大好きな花のプレゼントが届きました。川西歯科医院は今、花であふれています。

バラを購入することで、国際貢献にほんの少しお手伝い出来たという嬉しい気持ちになり、花に囲まれた５歳半年下の家内の微笑ましい笑顔を見ていますととてもにこやかな気分になりました。還暦を目の前に、花から、大きな安らぎ、希望、力をもらいました。残りの人生、この幸せな気持ちを忘れず、国際貢献とはいきませんが、地域貢献の為、歯科医療の分野で私の持つ限りの力を尽くしていこうと強く感じました。

 

院長：川西　三貴