うちの子どもは、テレビを見るときや、宿題をするときなど、口をぽかんとあけていることが多いですが、このような習慣は、歯並びに影響がありますか?
2014.03.12
歯には、外側から唇や頬の力がかかり、内側からは、舌の力がかかります。この内と外の力の釣り合うところに歯が並んでいきます。
お子さんが口をぽかんとあけていることが多いということは、外側からの力より、内側からの力が大きくなるので、前歯が外に出る傾向が強くなります。そして、この傾向が強まると、余計に口を閉じにくくなり、さらに口を閉じない、歯が外に出るという悪循環となります。
鼻が悪いために鼻で呼吸できない場合は、まずは耳鼻科を受診したほうがよいでしょう。
歯が外に出ているのを治すことを目的に矯正治療を行ったとしても、口をぽかんとあけている習慣が治らなければ、せっかくきれいに並んだ歯並びはまた、崩れていくでしょう。口を閉じやすくするために歯並びを治しながら、唇の筋肉の力をつける訓練や、唇を閉じる習慣をつけることが大切となります。