【2歳の子どもと歯医者 11】歯みがきのポイント ②磨かせてくれない
2015.12.01
こんにちは。川西歯科医院 歯科衛生士の三宅郁美です。今回は2歳のお子さんが歯みがきを嫌がってさせてくれない時のお話をします。
家でお子さんが歯みがきをさせてくれないと、2人で押さえつけて無理やり磨いたり…と大変ですよね。このような場合は、小さいなりに、「歯みがきの時間がつらい」と感じているのではないでしょうか。
今まで歯みがきをしてもらった時に、ハブラシで歯ぐきを強くこすられて痛かった、歯磨き粉がからかった、眠い時間にじっとしているように言われて、わけがわからなくなったなど、子ども心にひっかかるところがあるのでしょう。お母様、お父様、何か思い当たることはありませんか?
ハブラシで磨く時に力を入れすぎないことやハブラシを大きく動かしすぎないこと、歯ぐきを傷つけないことなど(特に小帯の部分)に注意し、歯磨き粉は子ども用のからくないジェルで磨いてあげましょう。
また、磨く側がイライラしていることがお子さんに伝わり、お子さんを不安にさせてしまうことも原因の1つです。そんな時は楽しい雰囲気作りでお子さんの気分を変えてみましょう!!歌を歌いながらでもOK!!
色々な色の歯ブラシを用意して、今日はどれを使うかお子さんに選んでもらうことで、歯磨きが楽しみになったと教えてくださった方もありました。歯みがきはスキンシップのひとつです。磨く側も楽しんで磨きましょう♪
眠る前に、歯磨きを行い、お口の中を綺麗にして眠る習慣をつけることは大切ですが、注意しないといけないのは、子どもがとても眠くなってからあれやこれやしようとするのは、歯磨きを難しくします。その日の子どもの疲れ具合などをよく見ながら歯磨きのタイミングうぃ見計らい、無理なく歯磨きを続ける習慣をつけていきましょう。
下の前歯から生え始めます。下の前歯は唾液が良く流れる所なので、むし歯になることはほとんどありませんが、その頃から「食事のあとは歯みがきをする」という習慣をつけておくことで、乳歯が生えそろう頃には「食後は歯みがきをする」という意識がついてきます。
最後に、お子さんの歯みがきが上手に出来たらたくさん褒めてあげましょう!!お子さんのお口の健康を守るためには、親の歯みがきがとても大切です。