【2歳の子どもと歯医者 10】歯みがきのポイント ①姿勢・体勢
2015.12.01
川西歯科医院歯科衛生士の埋見真紀です。
今日は仕上げ磨きの姿勢・体勢についてお話します。
歯磨きを始める時期は乳歯が生えてくる8ヶ月ごろからになります。最初は湿らせたガーゼや綿棒などを使ってきれいにしてあげるとよいでしょう。
2歳くらいになると歯ブラシを持たせてもよい頃です。親子で一緒に歯ブラシをして見ましょう。きっと見よう見まねで自分でもするようになるでしょう。歯ブラシをした後は仕上げ磨きをしてあげてください。こうすることで歯磨きの習慣がついていきます。
ただし、子どもが歯磨き中に転倒すると、口の中や頬に歯ブラシが突き刺さるなどの重大な事故につながります。
子どもが1人で歯磨きする時はお家の方が必ずそばに付き添い注意を払うことが必要です。
⇒http://www.jspd.or.jp/contents/common/pdf/download/hamigaki_b.pdf
仕上げ磨きは口の中がよく見える体勢でします。
お家の方のひざの上に頭をのせる体勢が理想です。こうすると、ほかのどの姿勢よりも口の中全体がよく見えます。また、歯を目で確認しながら磨くことができます。
口を開けてこの体勢になることに不安を感じ、最初は嫌がるかもしれませんが、少しずつ慣らしてあげましょう。
子どもが眠くなる前や、機嫌が悪いときは、歯磨きを嫌がる原因につながってしまうので避けたほうがよいでしょう。
歯磨き中に話しかけたり子どもがすきな音楽をかけたり、歌ったりするのもいいと思います。
大切なことは「歯磨きは楽しい」と感じさせることです。終わったあとはいっぱい褒めてあげ、毎日の習慣にしていきましょう。