口腔乾燥症で出てくる症状 Tさんの場合(80代 女性)
2014.10.18
川西歯科医院 歯科衛生士の児玉奈々です。
今回は口腔乾燥症について悩まれるかたのお話をします。
Tさんは長い間口腔乾燥症について悩まれていました。ご高齢に加え、内科で処方されていた多数の薬の影響が原因だと考えられます。
お口が渇くことにより、入れ歯をいれても傷ができやすかったり、何も食べてないのに苦味を感じることもありました。また乾燥により舌がひび割れてしまい痛みがでたり、唾液による殺菌作用が期待できない為、口腔カンジダ症に感染することもありました。
お口を潤す洗口剤やジェル、唾液腺のマッサージなどをお勧めしましたが、認知症もあり続けることが難しかったため、なかなか症状が改善しませんでした。
年齢を重ねるにつれ、患者さん本人が行うのが難しくなってきます。
こういったときには、ご家族のかたの手助けが必要になってきます。
口腔乾燥症になる前に予防のために唾液腺マッサージを行い唾液腺の萎縮を防ぐのも効果的です。
口腔乾燥でお悩みの方は川西歯科医院へご相談ください。